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執筆者の写真Kazuya Shibata

日の本ノ言の葉

季節の情景を伝える言葉は数多くあり、例えば

「花の便り聞こえる頃」

と言えば春を表現し、

「月冴ゆる頃」

と言えば冬を表現する。


ただ「春ですね」「冬ですね」

と言うよりも、

情景を連想させる言葉で、より季節を感じさせることができます。


秋と言えば、色づく山の風景が印象的ではないでしょうか?


そんな情景を表す言葉として、

「山粧う(やまよそおう)」

という言葉があります。

読んで字の如く

「山が紅葉でお化粧をした様子」を表しており、何とも情緒的ですね🍁


季節によってその表情を顕著に変えゆく山ですので、

もちろん各季節に応じた言葉があります。


春は草木が芽吹く様から

「山笑う」🌱‬

夏は緑が瑞々しく輝くので

「山滴る」🌳

冬はしんと静まり返るため

「山眠る」❄️.*˚

と表現されます。


山の様子を表す言葉は、

登山家さんや山を撮る写真家さんであれば馴染み深く、

ご存知の方も多いかと思います✨


奥ゆかしく趣のある日本語、

美しくありませんか?


美しい日本語の表現とその文化を大切にする為にも、

日々用いる言葉の一つ一つを意識して、大切にしていきたいものです(*´`)




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