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実は難しい建築写真

まずは写真を見比べてもらった方が早いと思いますので、

参考にひとつの建物の例を挙げます。


(今回は築40年超の賃貸マンションの一室を撮影)


左がアマチュアの写真で、

右がプロの写真です。



どちらも同じ場所で、同じ時間に撮影をしておりますが、

いかがでしょう?



右の写真の方が、綺麗で広々と感じられるのではないでしょうか?


このふたつの写真の大きな違いは、主に2つあります。


①水平垂直が合っているか

②部屋の照明が点いているか


まず、①の水平垂直が合っていない左の写真では、

柱や窓といった縦のラインが垂直に写っておらず、

お部屋のパースが歪んで見えます。


対し、水平垂直の整った右の写真では、

歪みもなく、安定感のある写真に仕上がっています。


次に②ですが、

左の写真ではお部屋を明るく見せようとして

照明器具を点灯させた状態で撮っているのに対し、


右の写真では消灯した状態の自然光のみで撮影をし、

しっとりと柔らかい印象に仕上がっています。


点灯時の方が明るく綺麗な写真が撮れそうですが、

実際に見比べてみると一目瞭然!


左の写真では点灯したことによって、固く濃い影が生じてしまい、

却って暗さを感じる写真になってしまっています。


当然、消灯状態でお部屋全体を明るく仕上げるには、

専門の知識と技術が必要になってきます。



ちなみに、みなさんはどんな時に電気を点けるでしょう?

お部屋が明るい時に照明は必要ありませんよね?


つまり、電気がついている状況というのは、

それだけでそのお部屋が暗い状態であると感じさせてしまう可能性があるものなのです。



逆に、自然光の入ってこない場所では照明を点けたりもしますが、

全体が明るくなるように撮影をし、仕上げます。


今の時代、

「性能も向上しているし、スマホで撮ったら十分綺麗に撮れるでしょ?」

なんて声をたくさんいただくようになりましたが、

正直に申し上げます。


綺麗な建築写真はスマホでは撮れません。


カメラの水平と垂直をミリ単位で調整し、

綺麗に仕上げるために明るさの異なる写真を数枚撮影し、

PCに取り込んで編集作業をし、

美しい写真に仕上げていきます。


写真のジャンルは数多くあれど、

その中でも建築写真は精密さを必要とする難しい撮影技術が求められます。


不動産という高い商品を扱う事業者様には特に、

使う写真ひとつで損をするのは勿体ないお話。


しっかりとしたプロの写真を用いることで、

ブランドイメージを高めていっていただきたい。

私の培ってきた知識と技術で、その一助となりたい。

そう願っております。


プロの建築写真はPhoto Studio SeeDにお任せください!


精密で誠実なお写真をご提供いたします。

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