今回も建築写真に関して、少しだけ📷
建築写真は
壁面に対して平行・水平・垂直に撮影した「正対写真」が基本となります。
しかし、この「正対写真」こそ、撮影者の腕が問われる写真でもあります。
寸分のズレもなく、正確に中心を捉え、構造を伝える写真。
少しでも上下左右にアングルが振れていると、線は歪みます。
例えば、
写真に写る正面の壁を測ったとして、
壁の右端は7.6cmで
壁の左端は7.4cmだった場合、
カメラは左に振られてしまっています。
その場合、写真は左奥に向かって線が延びているような、少し違和感の残る写真になります。
その違和感を作らないためにも、左右ともに7.5cmになるように撮影するような技術力が必須になるのです。
正対写真は、建物の構造や空間を伝えるための写真であり、建築美を写すものです。
もちろん、斜めから振った写真も必要です。
しかしながら、技術不足を誤魔化す事も出来てしまう写真でもあるのです。
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